この記事は Raspberry Pi Advent Calendar 2016
の10日目として書かれています。
こんにちは ara_ta3 です。
Raspberry Piを気分で買ってあまり色々やるぞ思ってから長い日が経っています。
かなり何番煎じって感じですがSlack + hubot と Raspberry Pi + IRKitで家電操作したときの話をしたいと思います。
概要
やっていることはとても簡単です。
hubotをSlack上に住まわせて何らかの命令を送ったらIRKitにリクエストを飛ばし家電を操作するという感じです。
hubotのレポジトリはこちら。
執事 英語
でぐぐって出てきたかっこいい名詞をbotの名前として選びました。
hubotの実装
実装はこのあたりからで、configで渡したデータをIRKitサーバにHTTPリクエストで投げています。
(configに乗っけていいのかよくわからなかったのでgithubには置いていません)
https://github.com/ara-ta3/steward/blob/master/src/scripts/home.js#L26
hubot-irkitというライブラリもあったんですが、
jsonをPOSTする程度のものなのでライブラリはいらないでしょう。
jsonは例えばこんな感じのものになります。
"light": { "up": { "format":"raw", "freq":38, "data":[ 18031,8755,1190,1037,1190,1037,1190,1037,1190,1037,1190,1037,1190,1037,1190,1037,1190,3228,1150,1037,1150,3228,1190,3228,1190,3228,1190,1037,1150,3228,1190,3228,1190,1037,1150,1037,1150,1037,1150,3228,1190,1037,1150,1037,1150,1037,1150,1037,1150,1037,1150,3228,1190,3228,1190,1037,1150,3228,1190,3228,1190,3228,1190,3228,1190,3228,1190 ] } },
IRKitの準備
IRKitは自身がサーバとなってHTTPリクエストを受けてくれます。
今回はローカルのネットワークに置きました。
とりあえずIRKitのIPアドレスが必要なので調べます。
Macのアプリでないかなと思ったらさくっと見つかったのでこれを使いました。
次に送信したい信号の赤外線を記憶させます。
IRKitのサーバの /messages
エンドポイントに X-Requested-With
のヘッダとともにリクエストを投げると直前に送った赤外線の信号が手に入ります。
X-Requested-With
の値はなんでも大丈夫そうです。
なにも赤外線信号を送っていない場合は空のBodyが返ってきます。
また同じエンドポイントに受け取ったデータを送りつけると同様の信号を送ったことになりmす。
# 赤外線信号を送っていないので空bodyのレスポンス $curl -i 192.168.0.13/messages -H "X-Requested-With: curl" HTTP/1.0 200 OK Access-Control-Allow-Origin: * Server: IRKit/3.0.0.0.g85190b1 Content-Type: text/plain # ある信号送った後のレスポンス $curl -i 192.168.0.13/messages -H "X-Requested-With: curl" HTTP/1.0 200 OK Access-Control-Allow-Origin: * Server: IRKit/3.0.0.0.g85190b1 Content-Type: text/plain {"format":"raw","freq":38,"data":[18031,8755,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3341,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3341,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150]} # このデータをサーバに対して送ると同じことが起きます # さっきの信号は電気を1段階暗くするものだったので家が暗くなりました curl -i 192.168.0.13/messages -d '{"format":"raw","freq":38,"data":[18031,8755,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3341,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3341,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,1150,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150,3341,1150]}' -H "X-Requested-With: curl" HTTP/1.0 200 OK Access-Control-Allow-Origin: * Server: IRKit/3.0.0.0.g85190b1 Content-Type: text/plain
赤外線リモコン系は大体覚えさせると便利でした。
ただ、覚えさせるのがめんどい←
感想とまとめ
- 暑い夏とか家につく少し前のタイミングでエアコンつけたりすると帰った時涼しくてよかった
- 家に帰る前に電気つけとくと帰ってすぐ明るくて良い
- 言わずもがな家に帰らない人には必要なさそう
- Raspberry Piずっと点いてる割にはあまり活用できてないなぁと感じたので来年は何かやっていきたい